向原2丁目にある神社。



撮影日 2016/05/24
~「向原八雲神社信仰関係資料」の案内板より~
向原八雲神社は、須佐之男命を祭神とし、
当地の鎮守であったとつたえられています。
元々は向原一丁目に祀られていましたが、江戸期に現在地へと伊座したとされます。
当社には、富士・大山信仰に関する資料があります。
境内の手水鉢は、富士講の講中の一つである山万講(やままんこう)の枝講で、
上板橋村の展開したが丸證講(まるしょうこう)が江戸期に奉納したもので、
そこに刻まれている世話人には、
富士山三十三度成就を果たした大先達である向原の三原松五郎の名前が確認できます。
大山信仰に関わる資料としては、木太刀(きだち)や神酒枠(みきわく)があります。
木太刀は大山まで講員が持参し、良弁(ろうべん)の滝で水垢離(みずごり)をした後に神前へと奉納され、
それと引換えに以前奉納した木太刀を持ち帰ってお守りとするものです。
神酒枠は大山へ御神酒を奉納し、帰りに御神水を入れる御神輿状のもので、
これらは区内では当社だけに確認されています。
他にも、明治4年(1871年)以降の年紀を持つ、
榛名・大山・富士・古峯・武州御嶽・木曾御嶽などへの登拝講(とはいこう)にかかわる古文書と、
当地「オビシャ」信仰に関わる古文書も管理しています。
これらの八雲神社の信仰関係資料は、当地の江戸期以降の祭祀や登拝講について、
その組織の実態などを明らかとする貴重な資料群であり、
平成二十年度に区登録有形民俗文化財となりました。
平成21年9月 板橋区教育委員会


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